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自分には、
エネルギーはあるんだけど向かう方向が曖昧で、
足踏みをしているような友人が多い。
いま自分が読んでいる本の引用が、
多少の勇気づけや動機づけになったらいいなあと思うので、
かなり長文で読んでもらえるかすらわからないけど載せておきます。
まあ普通読まないだろうなw



文化は創造的である     ――安藤忠雄『建築を語る』より引用

現在の日本は経済、国のシステムが破綻して大変難しい局面にあるといわれています。
しかし、どんな時でも創造的なことは大変重要です。

先日韓国の大統領の金大中さんが来日された時に、大阪で「文化人懇親会」がありました。
私も千宗室さんらと招かれて、参加してきました。その時、金大中さんが面白いことを言っておられました。
これからは創造の時代である。
創造的に交流することは経済的に交流するより大きな力になるだろう。
それには若い人たちの力が重要である。
かつて、韓国の青磁・白磁の陶工たちが九州に連れてこられて伊万里の文化をつくった。それがオランダのデルフトに渡り、世界中に広まっていったのだ、と。

そう考えると最初に焼き物を生み出した韓国としては、ロイヤリティがほしいと思ったけれども、東京で首相に言っても理解できないだろうから口にしなかったという落ちまでつきましたが、金大統領の発送にはなるほどと関心しました。
たとえば日本の大企業の売上高はすごく大きいのですが、最近は利益率は極端に落ち、赤字を出したり、すべての社員を賄いきれるほどの利益を上げられません。
ところが、ハリウッドでつくるたとえはスピルバーグの映画とか、アカデミー賞を獲った「タイタニック」といった映画作品などは世界規模で受け入れられ、200億から300億円もの利益を上げています。
そういうことを考えてみると、創造する力が交流するエネルギーは経済にも換算できるといえるでしょう。
文化の面で日本が世界に最も貢献しているものといえばアニメーションです。
日本初のアニメは世界の文化にもなると同時に、世界経済の流通における流動化剤のような役割も果たしているということができます。

金大中大統領の話を聞いてあらためて思ったのは、自分自身で考えるということの大切さです。
これだけはみなさんにずっともち続けてほしい。
私は建築を学問として学校で学ばなかったので建築学についてあまりわかりませんし、仕事をしていく上で大変なハンディキャップがあると思っています。
と同時に、考えることを持続しないと自分のよって立つ場がなくなるということを自分なりによくわかっております。
大学生はすぐ卒業してしまう。大学を卒業したら、後は社会の流れのままに任せる。
これではまずい。流れに逆らってでも自ら考え、自立して生きてほしいと思います。
建築をつくるといってもなかなかそういうチャンスが巡ってくる訳ではありません。
けれども、急に仕事の機会がきたから、急にその立場になったからといって、すぐにいい建築ができるものでもありません。
普段から、どんなふうに考え、組み立てていくかというトレーニングを常にしておかないといけない。
自分がどういう立場になるのかということを真剣に考えておくことは大変重要なことです。

イサム・ノグチは、これはだめだ、あれもだめだといって、否定に否定を重ねながら生きていたような気がします。
人間は満足すると止まりますので、自分のことを主体的に考える力、そして自分のことを冷静に客観的にみて自ら批評したり、否定できる力を常にもたなければいけません。
どうも日本人というのはうまくいくとすぐに有頂天になって、自らを肯定してしまう傾向があるのが困ったところだと思います。
いつでも原点に立ち返り、冷静に考える力を若いうちから養っておかなければ、長い人生を志を折らずに全うできないからです。


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